第5回 パートナーシップの危機「デッドゾーン」を克服するヒント!
夫婦喧嘩のブログ記事は、
なぜか人気がある!?
田宮 そういえば以前、みきママさんと旦那さんの夫婦喧嘩の記事がありましたね。あれ、読者さんにすごいウケてましたよね。
みきママ そうなんです。「なんで、この話がウケるのかなあ…」って思いました。
田宮 たぶん、読者さん、みきママさんがそういうこともありのままに書いてくれるところが好きなんだと思います。
みきママさんはユーモアをはさんで書いているので、とっても書き方が上手だと思います。
特にネガティブなことは、ユーモアをはさんで書いたり、「ネガティブなことがあったけど、こうやって乗り越えた」って書くことが大事なんですよね。
ネガティブな話をそのまま書いたら、読者さんは、読んで気持ちが暗くなっちゃいますもんね…。
みきママ あ、確かにそうですよね。
田宮 その点、みきママさんは、ちゃんと読む人の気持ちが明るくなるように書いていらっしゃると思います。
いつも最後のひとことがおもしろくって、思わず笑ってしまいそうになります。
みきママ えっ!そうですか?
田宮 旦那さんのお弁当を手抜きにして、かわいく仕返しした話とか、読者の方は「そういう気持ちになるときってあるよね…」って、ほほえましくて共感しているんだと思います。
みきママ じゃあ、夫婦喧嘩の話、また書こうかな?(笑)
田宮 なんでも包み隠さず、ありのままに伝えてくれているのもいいと思うんです。
「パートナーと仲良くする秘訣、
教えてもらっていいですか?」
みきママ 旦那とは最近、あんまりゆっくり話せる時間がとれないんです。
顔を合わせる時間が少なくて、ラインでしか会話しないですよ(笑)。
田宮さんと西田さんは、会話しますか?
田宮 私たちは付き合い始めてからそんなに日が経っていないんです。昔からお互いに知ってはいたんですけど、パートナーとしては日が浅いので、いろんなことを話しています。
それから、いまは一緒に会社も始めたり、インターネットマガジンも編集しているので、共同創造者として仕事の話もよくしますね。
みきママさんはご結婚してからどのくらいになりますか?
みきママ 15年ですね。
田宮 わあ、もう15年なんですね~! 尊敬しちゃいますね、西田さん?
西田 そうだね、すごいよね。尊敬します。
みきママ お二人はパートナーシップのセミナーとかもされているんですよね? パートナーと仲良くする秘訣、教えてもらっていいですか。
田宮 パートナーシップには時期があるんです。
最初は「ロマンス期」というラブラブな時期。
それが終わるとケンカが増えてくる「ケンカ期」がきて、さらにそれが進むと「デッドゾーン」っていうところまでいくんですよね。
みきママ やばい。なんですか、そのデッドゾーンって。
田宮 デッドゾーンって、パートナーシップの危機ですね。
別れるか、それともやり直すかを決める時期が来るんです。
西田 デッドゾーンって、砂漠のような関係性なんですが、水をあげていると、芽吹いてまた戻っていくんです。
みきママ わあ、それだ! 私たちのパートナーシップにも水をあげなきゃ(笑)。
田宮 デッドゾーンを乗り越えて、もういちど一緒に歩んでいくことを決めると、最終的には「共同創造」というステージまでいくんですね。
実はパートナーシップの最終目的は「共同創造」なんです。
お子さんを育てるのも「共同創造」ですし、二人で世の中のお役に立つことをしていくのもそうだと思います。
みきママ あ、うちも、一緒に仕事をしていますね。「共同創造」なんですかね。
「うちはデッドゾーンかも」と思ってヒヤヒヤしました。
田宮&みきママ ハハハハハ…(爆笑)
パートナーシップの目的は「パートナーと共同創造すること」、
「自分を大事にすること」
田宮 「デッドゾーン」なんて、まったくそうは見えないですよ。
みきママ 「パートナーシップの水やり」って何がいいんでしょうか。
西田 例えば二人で旅行に行くとか、ロマンチックなことがいいと思います。
みきママ 確かに。旅行に行っても、子どもたちがいると、夫婦の会話ってあんまりないですもんね。普段できることは何かありますか?
田宮 パートナーシップの目的って「パートナーと共同創造すること」と、もうひとつ「自分を大事にすること」なんです。「自分を大切にしている」と自分の心が満たされているので、相手にもやさしくなれる。相手に感謝もうまれてくる。それで、いろんなことがうまくいくようになっているんですよね。
みきママ 「自分を大切にすること」か、なるほど、そうか!
田宮 みきママさんのお母さんが、「なにかイヤなことがあったら、二千円持って外に行って、好きなものを食べてきなさい」っていうお話がありましたよね。
みきママ あ、それ、本当に母は言うんですよ。私が落ち込んでいると、二千円を渡してくれるんですよ。これで何か食べて来いって。
田宮 「自分を大切にしなさいねっ」て、お母さん、言いたかったんじゃないでしょうか。甘いものを食べたり、おいしいコーヒーを飲んでほっとしたり、なんでもいいので好きなものを外に行って食べたら、気分転換になりますよね。
あとは、旦那さんと二人で何か美味しいものを食べに行ってもいいんじゃないでしょうか。
みきママ 最近、二人では食事に行ってないなあ、確かに。
西田 お子さんが小さいと「私も連れて行って」って騒ぐでしょうから、その間は、信頼できるご友人にお子さんを見ていてもらうといいかもしれません。
みきママ なるほど! そういう時間を作ることも大事ですね~。
パートナーシップをぶち壊す
「余計なひとこと」にご用心!
田宮 あとは、なにかしてもらったら「ありがとう」っていう言葉を欠かさずに言うこと。それから「余計なひとこと」を言わないことですね。
みきママ わあ、わかります!「余計なひとこと」、ついつい言っちゃいます。
田宮&みきママ あははははは…(爆笑)
みきママ ケンカしたときなんか、相手にグサッとささるような「捨てゼリフ」を言ってます(笑)。なんか年々出てきちゃう。抑えきれなくなる(笑)。
田宮 専門家によると、やっぱり「余計なひとこと」を言うからパートナーシップがダメになるそうです。
例えばCDプレイヤーが壊れた時、旦那様が1日がかりで直して、子供が「父ちゃんすごいな」って感動している隣で、奥様が「ヤマダ電機に出した方が早かったんじゃないの?」って言っちゃったり。
みきママ それはあんまりですよね。そこまでは言わないなあ(笑)。
田宮 男性って、プライドがありますからね。それをへし折られるようなことを言われちゃうと、一週間ぐらい口を聞かなくなるそうです。
みきママ 確かに。そういうセリフを言っちゃったら「デッドゾーン」を招きますよね? ああ、うちはまだ大丈夫だ。
女性がイキイキと大活躍する時代が
これからますます加速する!
田宮 それから、実は今、「女性の時代」に入っていて、女性がイキイキと活躍する時代になっているんです。女性が欲しいと思った商品や、女性が欲しいと思っているようなサービスが、これからはどんどん売れるんですよね。
みきママさんは、そういう時代に、象徴的なご活躍をされていると思うんです。
みきママ えーっ?
田宮 今までは男性社会だったんですが、女性の時代に入って、ブログやYouTubeやインスタのインフルエンサーは女性が多いんですよね。
みきママ なるほど、確かに。
田宮 そういう時代ですから、男性は、輝く女性をサポートしながら、自分は自分らしく活躍していく能力が求められるかもしれません。
みきママ 確かに、うちの旦那は、すごく支えてくれています。
田宮 ご夫婦でお仕事をやっておられますもんね。
これからは、女性が欲しがるもの、例えば、おしゃれで使いやすいみきママさんブランドの調理器具とか、忙しい日もすぐできるようにセットになっている「おかずキット」とかがあると、たくさんの忙しいママから需要があるかもしれません。
みきママ いいですね! 考えてみようかな。
田宮 みきママさんと旦那様でやっている「爆汁肉餃子 二代目龍太郎」もそうですよね。焼けばすぐ食べられて、美味しい餃子が冷凍庫にあると本当にありがたいです。
*爆汁肉餃子のホームページ
みきママ この餃子には力を入れていまして、本当に美味しいんですよ! フライパンで羽根つき餃子が簡単に作れるんです。
もともと、旦那が手作り餃子が大好きで、でも餃子って作るの手間がかかるじゃないですか?
だから「家族みんなが笑顔になれる餃子を作ろうよ!」ってなったんです。
安心素材とボリュームにもこだわって、今年はデパートの催事にも積極的に出店したりしようと思っています。
田宮 私も餃子が大好きなんです。これから忙しい女性がきっと増えるので、こういうものがあると本当にいいですね。
みきママ そう思うとワクワクしますね。いろいろ考えてみようと思います。
(第6回へ続く)
みきママ(藤原美樹)
主婦歴14年のおうち料理研究家。夫と長男(はる兄)、次男(れんちび)、長女(あんちゃん)の5人家族。自身のブログ「藤原家の毎日家ごはん。」が、1日平均150万アクセスを誇る。「藤原さんちの毎日ごはん」(主婦と生活社刊)、「みきままのフライパンでできるめちゃうま!レシピ」(扶桑社刊)などのレシピ本は累計200万部を突破。2015年に開始したYouTubeはチャンネル登録数が31万人を超え、2016年に開始したインスタグラムはフォロワー数が16万人を超えるなど、ファンはますます増えている。
ブログ「藤原家の毎日家ごはん。」https://ameblo.jp/mamagohann
YouTube「みきママChannel」https://www.youtube.com/c/mikimama
インスタグラム「mikimama_official」https://www.instagram.com/mikimama_official
田宮陽子(たみやようこ)
エッセイスト、(株)光出版 代表取締役。雑誌・書籍の編集者時代、1000人を超える「成功者」を取材。その後、斎藤一人氏の本の編集協力を経て、エッセイストとして独立。毎日更新しているブログが1日平均30万アクセスを集め、アメーバ人気ブログランキング「占い・スピリチュアル部門」で1位を獲得。著書に『見た目を磨くとすべてがうまくいく!』(永岡書店)、『なぜか神様が味方する すごい!金運の引き寄せ方』(PHP研究所)などがある。
ブログ「晴れになっても雨になっても光あふれる女性でいよう!」https://ameblo.jp/tsumakiyoko/
ライティング・構成 西田普(光出版)
撮影 加藤しのぶ
取材協力 平原あさみ
テープ起こし 西尾宏美(光出版サポーター)