西田普の「本占い」あなたの運を開く言葉〜ほぼ３６５日
３月１１日

３月１１日
「頭を撃たれたかと思えば運がよかった。
それに体験談を新聞社に持ち込めば、
いくらか金をもらえるかもしれない」

私たちは日常でいろんな出来事を体験します。

「あー、運がいいなあ。ついてるなあ」

と思うこともあれば

「なんたること。運が悪かった。ついてないや」

と思うこともあったりします。

実は、この「思いかた」にこそ、運・不運を分ける大きなポイントがあると、「運の科学的研究」でわかってきたのです。

英国の国立大学、ハートフォードシャー大学のリチャード・ワイズマン博士の「強運の4原則」という特集をゆほびかゴールドで組んだことがあります。

心理学者のワイズマン博士は、きわだって幸運な人と不運な人、数百人に、10年にわたり、インタビューと実験を行ったそうなんです。

その結果、実際に効果がある「運のいい人の4原則」を発見。

それは以下のような原則です。

１）チャンスを引きつける磁石になる
笑顔でいること、変化に対して開かれている状態であること、など。
　
２）真実を見抜く直感筋を鍛える
自分の心の声を大切にする、瞑想をする、など。
　
３）暖かな期待の海に暮らす
自分が幸運なことを信じる、成功すると信じる、人を信じる、など。
　
４）どんな不運も金の卵に変える
不運をプラスの角度からとらえてみる、粘り強く行動し続ける、など。

この「強運の４原則」がすごいのは、「再現性があった」というところでしょう。

つまり「それまで不運だった人」が実践したら、「幸運な人」に変わっちゃったんです。

さて、冒頭のこの言葉は、ワイズマンの著書「運のいい人の法則」の一節です。

パッとページを開いたら、目に飛び込んできました。

「頭を撃たれたかと思えば運がよかった。
それに体験談を新聞社に持ち込めば、
いくらか金をもらえるかもしれない」

この言葉は、博士が調査した人物の中で、「運のいい人のグループ」に入っていた私立探偵マービンが、

次の質問に対して答えた言葉です。

「あなたが銀行で順番待ちをしていたと思ってください。
突然、銀行強盗が入ってきて、銃を振り回し、あなたは腕を撃たれたとします。
この出来事は、運がいいですか？　運が悪いですか？」

この架空の出来事に関する質問に、マービンのように「それで済んだんだから、運がよかった」と答えられる人は、実際の人生でも「運がいい人」だった、ということなのです。

この話を聞いて、僕は自分が「大病をしたこと」「離婚したこと」などについて、もう一度、見直してみました。

すなわち・・・

「もしそれらの出来事が、運がいい出来事だったとしたら？」という目で、見てみることにしたんです。

とは言っても、あまり無理せず、お風呂に入りながら考えてみよっと（笑）

（・・・入浴・・・）

さて、「もしそれらの出来事が、運がいい出来事だったとしたら？」と考えてみたら、こんな答えが出てきました。

あ、自分は、「それらの出来事」があったからこそ、こうしてこの文章を書けているんだなあ、って。

つまり、「それらの出来事」がなかったら、今、「この自分」はここに生きていなかった。

「もっと嫌な世界」にいたのかもしれない。

今が、実は、最善の世界なのかもしれない。

・・・ということなのでした。

病気してなかったら、離婚してなかったら、現パートナーの田宮さんと出会ってなかっただろうし、こうしてインターネットマガジンを立ち上げることもなかったでしょう。

もう少し、突っ込んで考えると、、、

自分ではない他の誰かのために、自分のつらい経験を役立てようとした時、全ては「運がいい出来事」に変わるのかもしれないな、って感じたんです。

あなたのかけがえない日々が、ますます輝きますように。

あなたが「魂の望み」を叶えていくことを、いつも応援しています。

（西田普）

西田普（にしだあまね）
1972年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。作家、（株）光出版 代表取締役。月刊『ゆほびか』編集長を務めるとともに、 季刊誌『ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本』を創刊し、編集長を兼務(〜２０１９年９月、ともにマキノ出版)。書籍ムックの企画編集も手がけ、累計部数は300万部を突破。健康・開運をテーマしたブログがアメーバ人気ブログランキング「自己啓発ジャンル」で１位を獲得。現在、アメーバオフィシャルブログ・プロフェッショナル部門、月間のアクセス数は３１５万。物語創作がライフワークで、第1作の「あなたがお空の上で決めてきたこと」（永岡書店）が好評を博している。ブログ「自然に還れば、健康になるでしょう」https://ameblo.jp/toru-nishida/