パッと開いたページに、あなたのかけがえない今日をさらに輝かせる開運言葉。
人類に古くから伝わる「ビブリオマンシー」(書物占い)の成果を、ほぼ毎日あなたにお届けします。
ビブリオマンシーとは、パッとめくった本の1行に、必要なメッセージが現れるという占術で、タロットカードの源流ともされています。
「今、私と皆様に必要なメッセージをください」とお祈りしてから、大好きな本を開いています。

3月8日の開運言葉
「たまには人の好意も受け取りなさい。」

私たちは、誰かから、何かいいものを差し出された時に、遠慮したり、尻込みしたり、なぜか、逃げ出してしまうこともあったりします。

特に、努力家でがんばり屋さんの人は、応援してもらったり、助けてもらったりするのが苦手なことがあります。

誰かから、言葉や行動や表情で、のどから手が出るほど待ち望んでいたはずの「ご褒美」をもらえそうな時に、素直に受け取るのが下手だったりするんですよね。

「いいの、いいの」とか「いえいえ、いえいえ」なんて言っちゃったりして。

でも、相手にしてみたら、あなたに、受け取ってもらえたら本当に嬉しい。

今日の言葉は、この1冊から。

「祝福屋福助 大入」業田良家著
ビッグコッミクススペシャル

業田良家さんの漫画が好きで、何冊も持っています。

これは、人を祝福することを稼業にしている「祝福屋」が登場する「人情ギャグ漫画」(?)で、短編集なんです。

「たまには人の好意も受け取りなさい。」

開いたページにパッと出てきたこのセリフは、

「振袖なんて着なくていいし、成人式も出なくていい」(お金がないから)という孫に対して、

(自分の病院代を削って貸し衣裳代を出してあげようとしている)おじいちゃんが言うセリフなんです。

「お前が小さい頃から苦労して、なんでも一人で背負ってきたことはおじいちゃんよーく知ってるよ。

でもな。

たまには人の好意も受け取りなさい。

時には自分の感情を脇に置いて、他人の感情に思いを馳せてみろ。

溢れてくる人情に…止まらない好意に思いを馳せてみろ。

甘さも苦さも飲み込んで人の思いを受け入れる。

それが本当の大きな人…大人っちゅうもんじゃよ」

おじいちゃんだけではなく、仲違いしているお母さんも登場する、心温まる小品です。

人の心の素晴らしいところは、通じ合うところなんですよね。

「自分が愛されていることの受取拒否」をしていると、

自分でそうは思わなくても、いつか、どこか物足りない感じや、孤独の影が出てきたり、

なぜかはわかりませんが、やたら食べ過ぎたりすることもあるものです。

(僕も経験済みなのだ)

本当は、自分は愛されているんだ、ということを、降参して認めちゃうと、バラ色とまではいかなくても、桜色の日々になったりするものなんですよね。

あなたはいつも愛されています。

あなたのかけがえない日々が、ますます輝きますように。

あなたが「魂の望み」を叶えていくことを、いつも応援しています。

(西田普)

西田普(にしだあまね)
1972年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。作家、(株)光出版 代表取締役。月刊『ゆほびか』編集長を務めるとともに、 季刊誌『ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本』を創刊し、編集長を兼務(〜2019年9月、ともにマキノ出版)。書籍ムックの企画編集も手がけ、累計部数は300万部を突破。健康・開運をテーマしたブログがアメーバ人気ブログランキング「自己啓発ジャンル」で1位を獲得。現在、アメーバオフィシャルブログ・プロフェッショナル部門、月間のアクセス数は315万。物語創作がライフワークで、第1作の「あなたがお空の上で決めてきたこと」(永岡書店)が好評を博している。ブログ「自然に還れば、健康になるでしょう」https://ameblo.jp/toru-nishida/