人類に古くから伝わる「ビブリオマンシー」(書物占い)の成果を、ほぼ毎日あなたにお届けします。
ビブリオマンシーとは、パッとめくった本の1行に、必要なメッセージが現れるという占術で、タロットカードの源流ともされています。
「今、私と皆様に必要なメッセージをください」とお祈りしてから、大好きな本を開いています。
3月4日の開運言葉
多忙は怠惰の隠れ蓑
今、僕は、おかげさまで、とても忙しい日々を送っているような気がします。
パートナーの田宮陽子さんとも、「忙しいねー。楽しいねー」と毎日のように言い合っています。
たぶんですが、もともと、忙しいのは結構、好きなほうなんです。
その上、今、大好きな仕事を、大好きな人たちと一緒にさせていただいているので、本当に、恵まれているなと思うんです。
ただ、あっという間に時間が過ぎ去って・・・。
日々できるだけ、心のゆとりを失わないようにしよう、と心がけています。
さもないと、やたらと体がかゆくなってかきむしったり、不機嫌になったりして、人にぞんざいになったり、当り散らしたりとか、なりかねない・・・そういう未熟な自分もいるんです。
なので、例えば、今日のような雨の日だったら、無数に細かく落ちてくる雨粒の感覚を楽しんだり、
霧雨の向こう側に見える夜の明かりの景色や、
雨を浴びて喜んでいるように見える木々や花の写真を撮ってみたりします。
そういう部分を忘れると、キーキーしちゃうんですね。
それから、、、
大事なことから逃げ出すために、
大事なことを見ないようにするために、
忙しくしている自分がいないかどうかを、定期的に見直すようにしています。
ここ数日、特に「ああ、大事なことを忘れないようにしなきゃ」と、そんなふうに、心の奥で感じていたら、、、
今日の連載のために手にとって、めくった本のページから、この言葉が飛び出てきました。
多忙は怠惰の隠れ蓑
一人ひとりに、
生まれた時からこの世を去る時まで、そっと存在している聖域のようなものが、きっとあります。
その聖域から絶えずあふれ出す情熱を分かち合っていきたい、、、そういう切なる願望が、誰にでもあると思うんですね。
もちろん僕にもあります。
忙しくしていることで、自分の聖域を「わざと」見失うようなことのないようにしよう、と思っています。
多忙は怠惰の隠れ蓑
この言葉は、この本をぱっとめくったら出てきました。
ほぼ日刊イトイ新聞の本
糸井重里著 講談社文庫
1日100万アクセスを超えるインターネットメディア「ほぼ日刊イトイ新聞」の草創期のエピソードを記した、とても楽しい本です。
「多忙は怠惰の隠れ蓑」、このハッとさせられる言葉は、糸井重里さんの高校時代の恩師が教えてくれた言葉だそうです。
「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げた頃、糸井さんが超多忙な時期に、この言葉を思い出して、「忙しさの中に安住する」ことのないように気をつけていたそうです。
忙しいときには「なぜ?」という疑問や、大きな視野とか、人間の感情といった、すぐに役立たないようでいて大事なことが欠けて行きやすいと、糸井さん。
本当にそうだよね。
その落とし穴に陥らないようにするためにできることってなんだろう?って考えた時。
忙しくできることへの感謝、
心のゆとりを忘れないこと、
人生全体を見渡す視点を持つこと、
身近な人との時間を楽しむこと、
自分の聖域とつながっていること、、、
この辺りでしょうか。
多忙は怠惰の隠れ蓑
で、どうやって過ごしても、今回の人生は、一回ポッキリなんですよね。
あなたのかけがえない日々が、ますます輝きますように。
あなたが「魂の望み」を叶えていくことを、いつも応援しています。
(西田普)
西田普(にしだあまね)
1972年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。作家、(株)光出版 代表取締役。月刊『ゆほびか』編集長を務めるとともに、 季刊誌『ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本』を創刊し、編集長を兼務(〜2019年9月、ともにマキノ出版)。書籍ムックの企画編集も手がけ、累計部数は300万部を突破。健康・開運をテーマしたブログがアメーバ人気ブログランキング「自己啓発ジャンル」で1位を獲得。現在、アメーバオフィシャルブログ・プロフェッショナル部門、月間のアクセス数は315万。物語創作がライフワークで、第1作の「あなたがお空の上で決めてきたこと」(永岡書店)が好評を博している。ブログ「自然に還れば、健康になるでしょう」https://ameblo.jp/toru-nishida/