人類に古くから伝わる「ビブリオマンシー」(書物占い)の成果を、ほぼ毎日あなたにお届けします。
ビブリオマンシーとは、パッとめくった本の1行に、必要なメッセージが現れるという占術で、タロットカードの源流ともされています。
「今、私と皆様に必要なメッセージをください」とお祈りしてから、大好きな本を開いています。
今日は、2月22日、2が並ぶゾロ目の日ですね。
「222」には神聖な意味があり、
「自分を信じて進みましょう」と、天からの後押しが入る・・・
そうした意味合いがあるそうです。
2月22日の開運言葉
勇気や誇りを持つことに、自分がどれほど憧れていたのか思い出します。
今日はこの本がどうしても気になって、パッと開いてみましたよ。そうしたら、この言葉が出てきました。
スタジオジブリのアニメーション映画監督、
宮崎駿さんが、岩波少年文庫について語った「本への扉」と言う本です。
僕は宮崎駿さんの映画が大好きです。
「となりのトトロ」、いったい、何回観たかわかりません。
子供たちが小さい時に、「トトロ、トトロ」とせがむので観た(笑)というのもありますが、自分自身も大好きだったんです。
そのほかの宮崎駿さんの作品も全部好きですね、そういう方、多いと思いますけれど。
「本への扉」は、宮崎駿さんご自身が愛読して、影響を受けてきた児童文学の名作について、情熱を込めて語っている本なんです。
この本の中で、「飛ぶ教室」(ケストナー)という作品について、宮崎駿さんはこのように語っています。
「子供の時、僕はこの本にとても感動しました。
この本の少年たちや大人たちのように、
勇気や誇りや公正さを持てたらどんなに素晴らしいかと。(中略)
読み直して、勇気や誇りを持つことに、
自分がどれほど憧れていたのか思い出します。」(「本への扉」より)
この文章を読んで、僕も子供時代のことを思い出しました。
自分も確かにそうだった気がする。
勇気や、誇りや、公正さへの憧れです。
物語や、漫画の中の、主人公の、まっすぐなあり方は、すがすがしかった。
ごちゃごちゃした理屈じゃない。理屈抜きにかっこいい。
人間賛歌です。
そこにシビれる!憧れる!笑
勇気や誇りを持つことに、自分がどれほど憧れていたのか思い出します。
で、今も自分の中に「その気持ち」は、確かにあるようなんです。なんだか、そのことに嬉しさを感じます。
宮崎さんはこんなことを言ってますよ。
「僕には少年時代も大人の時代もやり直すことができません。
でも・・・と思います。
ちゃんとした老人になら、まだチャンスはあるかもしれないって」(「本への扉」より)
そうだそうだ、何歳からでも、チャンスはあるんだ!
勇気と誇りと公正さを持った、かっこいいおじいちゃん、おばあちゃん。います、います。
もう一つ、忘れられない言葉があります。
引用がちょっと多くなっちゃいますけど、紹介させていただきますね。
「児童文学というのは、
人間の存在に対する厳格で批判的な文学とは違って、
「生まれてきてよかったんだ」と言うものなんです。
生きててよかったんだ、
生きていいんだ、
というふうなことを、
子供たちにエールとして送ろうというのが、
児童文学が生まれた基本的なきっかけだと思います。」(「本への扉」より)
僕が、この文章を読んだとき、なぜか胸の奥の方が、耐えられないくらい熱くなって
嗚咽がこみ上げて、涙があふれてきました。
実は今もそうなんです。・・・笑
響いてくるものがある、っててことは、内側に同じ願いがある。人生を通じて、きっと、そういうようなことをやりたいんですね。
生まれてきてよかった、生きててよかった、生きていいんだ。
そうやって、すべての子どもたちが、自分の道を力強く歩めるように。
勇気や誇りを持つことに、自分がどれほど憧れていたのか思い出します。
勇気や、誇りや、公正さ、ほんとうの優しさ強さ、ありとあらゆる素晴らしい美徳への憧れが、
自分の内側に見つかったら、
その気持ちを持っている自分にお礼を言って、
その気持ちを大切にしてあげましょう。
きっと、ウキウキする世界へつながっていくはずです。
あなたのかけがえない2月22日が、ますます輝きますように。
あなたが「魂の望み」を叶えていくことを、いつも応援しています。
(西田普)
西田普(にしだあまね)
1972年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。作家、(株)光出版 代表取締役。月刊『ゆほびか』編集長を務めるとともに、 季刊誌『ゆほびかGOLD幸せなお金持ちになる本』を創刊し、編集長を兼務(〜2019年9月、ともにマキノ出版)。書籍ムックの企画編集も手がけ、累計部数は300万部を突破。健康・開運をテーマしたブログがアメーバ人気ブログランキング「自己啓発ジャンル」で1位を獲得。現在、アメーバオフィシャルブログ・プロフェッショナル部門、月間のアクセス数はおよそ300万。物語創作がライフワークで、第1作の「あなたがお空の上で決めてきたこと」(永岡書店)が好評を博している。ブログ「自然に還れば、健康になるでしょう」https://ameblo.jp/toru-nishida/